海域アジア・オセアニア研究
Maritime Asian and Pacific Studies
東京都立大学拠点

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2023年12月26日(火)-27日(水):東アジア人類学研究会20周年記念大会を開催しました

2023年12月26日(火)-27日(水):東アジア人類学研究会20周年記念大会を開催しました

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2023.12.21

お知らせ日本語研究活動


海域アジア・オセアニア研究プロジェクトが南山大学人類学研究所と共催する「東アジア人類学研究会20周年記念大会」(主催:東アジア人類学研究会)が12月26日(火)および27日(水)に開催されました。

大会の詳細は以下の通りです。

 

**************

 

東アジア人類学研究会20周年記念大会・プログラム

【日時】2023/12/26(火)10:00-17:15公開シンポジウム・20周年記念シンポジウム/2023/12/27(水)9:30-16:30研究動向紹介・個人発表

【場所】南山大学(名古屋)

*26日午後(14:15~17:20)のみオンラインを利用したハイフレックス方式で開催

【アクセス】

・[1日目]南山大学名古屋キャンパスG棟G27教室

・[2日目]南山学園研修センター大ホール、第4会議室(名古屋市昭和区広路町隼人30)

 

     記

 

1日目20231226日(火)】

3回公開シンポジウム『王崧興『亀山島』と漢人社会研究』

主催:南山大学人類学研究所 共催:東アジア人類学研究会

10:00-10:05開会の辞:渡部森哉(南山大学人類学研究所)

第一部『亀山島』を読む(司会:藤川美代子)

10:05-10:10川瀬由高(江戸川大学)「趣旨説明:あらためて『亀山島』を読むために」

10:10-10:20呉松旆(関西学院大学)「台湾の人類学と「自文化」研究」

10:20-10:30稲澤努(尚絅学院大学)「亀山島と「漢人らしさ」研究」

10:30-10:40藤川美代子(南山大学)「女性の仕事と島の外に広がる世界」

10:40-10:50長沼さやか(静岡大学)「複雑で名づけすら困難な人間関係」

10:50-11:00川瀬由高「『亀山島』と「関係あり、組織なし」」

《休憩15分》

 

第二部コメント

11:15-11:30評者1太田出(京都大学)

11:30-11:45評者2長津一史(東洋大学)

11:45-12:00評者3上水流久彦(県立広島大学)

12:00-12:45リプライ&質疑応答

要旨・ポスターはウェブサイトをご覧ください。

https://rci.nanzan-u.ac.jp/jinruiken/activities/information/027055.html

 

東アジア人類学研究会本大会

主催:東アジア人類学研究会 共催:南山大学人類学研究所・人間文化研究機構「海域アジア・オセアニア」研究事業

 

14:15-14:20開会の辞:渡邊欣雄(東京都立大学名誉教授)

14:20-17:2020周年記念シンポジウム(司会:稲澤努&河合洋尚)「東アジア人類学の今後を考える」

<第Ⅰ部問題提起>14:20-16:00

趣旨説明:河合洋尚(東京都立大学)

パネリスト➀藤野陽平(北海道大学)

パネリスト➁奈良雅史(国立民族学博物館)

パネリスト➂小林宏至(山口大学)

パネリスト➃宮脇千絵(南山大学)

パネリスト➄櫻田涼子(育英短期大学)

 

<第Ⅱ部コメント&議論>16:10-17:20

コメンテーターによる議論・情報提供

コメンテーター:加賀谷真梨(新潟大学)

諸昭喜(国立民族学博物館)

神野知恵(国立民族学博物館)

フロアからの質問・意見

 

2日目20231227日(水)】

午前の部

◆◆A会場(第4会議室)◆◆

研究動向紹介(1)9:30-10:15

*1人15分(発表10分質疑応答5分)

 

9:30-9:45渡邊泰輔(東京都立大学大学院)

櫻井想2023『天津の鬼市:路上古物市場をめぐる〈空間〉と〈場所〉の人類学』風響社

 

9:45-10:00神宮寺航一(東京都立大学大学院)

G.マシューズ2021『チョンキンマンション:世界の真ん中にあるゲットーの人類学』青土社

 

10:00-10:15于嘯(山口大学大学院)

ノエル・キャロル(高田敦史訳)2022(1990)『ホラーの哲学:フィクションと感情をめぐるパラドックス』フィルムアート社

 

個人発表(1)10:20-11:50

*1人45分(発表20分コメント3~5分残り時間ディスカッション)

 

10:20-11:05花野千尋(新潟大学大学院)

「人口減等により消滅した集落での信仰に関する事物への人々の対応と意識」

コメンテーター:藤川美代子

 

11:05-11:50宮本皓平(慶應義塾大学大学院)

「生成する寺院空間―南タイの仏教聖者ルアンプートゥアッドと少年霊アイカイを事例として」

コメンテーター:岡部真由美

 

◆◆B会場(大ホール)◆◆

研究動向紹介(2)9:30-10:15

*1人15分(発表10分質疑応答5分)

 

9:30-9:45曾力(山口大学大学院)

金露2016『遺産・旅游・現代性:黔中布依族生態博物館的人類学研究』浙江大学出版社

 

9:45-10:00張平平(北九州市立大学)

張平平2023『チベット高原に花咲く糞文化』春風社

 

10:00-10:15山内健治(明治大学)

泉水英計編著2022『近代国家と植民地性:アジア太平洋地域の歴史的展開』御茶ノ水書房

 

人発表(2)10:20-11:50司会:戴寧

*1人45分(発表20分コメント3~5分残り時間ディスカッション)

 

10:20-11:05刀保媛(南山大学大学院)

「タイ族の伝統的なイレズミ」における集合的記憶:中国雲南省徳宏州タイ族を中心として」

コメンテーター:張平平

 

11:05-11:50侯建衛(東京都立大学大学院)

「集団主義と個人主義:中国貴州省におけるトン族の「いろり空間」の変遷」

コメンテーター:川瀬由高

 

27日午後の部◆◆A会場(中会議室)◆◆

個人発表(3)(13:00-15:40)
*1人45分(発表20分コメント3~5分残り時間ディスカッション)

 

13:00-13:45永尾陽(明治大学大学院)

「戦後沖縄の「終わらない闘争」に関する聞き取り調査」

コメンテーター:西川慧

 

13:45-14:30呉佳穎(北海道大学大学院)

「SNSの時代における少数民族観光:中国貴州省西江千戸苗寨を実例―」

コメンテーター:横田浩一

 

《休憩15分》

 

14:45-15:30三井柚奈(南山大学大学院)

「「棒球」文化から「台湾」を見る:台湾野球に関する文化人類学的研究」

コメンテーター:河合洋尚

 

◆◆B会場(大会議室)◆◆

個人発表(4)(13:00-16:15)

*1人45分(発表20分コメント3~5分残り時間ディスカッション)

 

13:00-13:45野口真花(南山大学大学院)

「持続可能な観光の考察:バリ島プンリプラン村を事例として考える」

コメンテーター:櫻田涼子

 

13:45-14:30新井真帆(慶應義塾大学大学院)

「地域社会における外国につながる人々のインクルージョンと夜間中学に関する考察」

コメンテーター:戴寧

 

《休憩15分》

 

14:45-15:30山本高之(南山大学大学院)

「「誰」がアイヌ文化を観光に活用するのか――阿寒湖アイヌコタンの木彫り作家から考える観光実践の担い手の差異」

コメンテーター:奈良雅史

 

15:30-16:15小林宏至(山口大学)

「民俗知識のアナログ的可能性:音律・風水・親族を手掛かりに」

コメンテーター:山内健治

 

閉会の辞:稲澤努