2024年7月6日(土)太平洋諸島学会第11回研究大会の記念シンポジウムを開催しました:「太平洋諸島に生きる「日本人」:これからのパートナーシップを考えるために」
2024.7.8
お知らせ日本語研究活動
海域アジア・オセアニア研究プロジェクト東京都立大学拠点は、2024年7月6日(土)に、太平洋諸島学会・第11回研究大会の共催団体として、大会記念シンポジウム「太平洋諸島に生きる「日本人」:これからのパートナーシップを考えるために」(オーガナイザー:河野正治)を実施いたしました。
この研究大会は東京大学本郷キャンパス小柴ホールで開催され、シンポジウム実施時には60~70名ほどの参加者が会場を訪れました。
このシンポジウムは、日本と太平洋諸島の関係性を考えるうえで、国家間の外交という「表舞台」の政治のみならず、民間レベルの諸アクターの関係という「裏舞台」の政治にも注目する必要性があることを踏まえ、現地に生きる日本人ないし日系人を起点に「日本と太平洋諸島のパートナーシップ」のあり方を捉え直すという趣旨のもとに実施されました。
プログラムの詳細は以下の通りです。
記念シンポジウムのプログラム:
16:25 – 16:30 趣旨説明:河野正治(東京都立大学)
「太平洋諸島に生きる「日本人」について知ることの意義」
16:30 – 16:55 報告①:芝野淳一(中京大学)
「アフター・コロナを生きる「グアム育ちの日本人」:観光業の衰退とライフコース選択の変容」
16:55 – 17:20 報告②:ヒロシ・タニグチ(Free Bird Institute, Fiji)
「コロナ後の日本人留学生の増加と非合法な学校の乱立」
17:20 – 17:45 報告③:飯高伸五(高知県立大学)
「パラオの「日系人」のアイデンティティ」
17:45 – 18:25 質疑応答
コメンテーター:小林泉(大阪学院大学)
当日の会場の様子(撮影者:深山直子)
(文責:河野正治)